テストステロンと女性のニキビの関係

2018年5月27日

男性ホルモンは生理前に増える!?

テストステロン 女性 ニキビ

 

女性は生理前になると女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの体内での分泌濃度が高くなります。このプロゲステロンやエストロゲンは別名「美容のホルモン」ともよばれ、肌のキメを細かくしたり髪の毛をしなやかな質感に作られるよう促すなどの作用があることで知られています、

しかし、このプロゲステロンが分泌される時に、実は男性ホルモンであるテストステロンが少しだけ分泌されてしまうのです。この “少しだけ” 分泌されたテストステロンによって、その人の体質によってはたとえ女性であっても男性ホルモンが原因でニキビができてしまうことがあるのです。

 

テストステロンは皮脂を過剰分泌させる

男性ホルモン(アンドロゲン)の一種であるテストステロンは、体内で少しでも増えてしまうと、皮脂腺を過剰に刺激することで皮脂を大量に分泌させてしまいます。生理前に体内で男性ホルモンが増えるとは言っても、その量は微量です。女性ホルモンの分泌量に比べたらかなり少ない量です。

しかし、それくらいの量であってもニキビを作り出してしまう原因としては大きく、不規則な分泌バランスで皮脂が出てしまうことで、睡眠時の肌の新陳代謝(ターンオーバー)に少しでも遅れが出たタイミングで毛穴が塞がりがちになり、その結果皮脂が通常通り汚れと一緒に排出されず、そこにアクネ菌が繁殖してやがてはニキビ発生へと至ってしまうのです。

 

低用量ピルで女性ホルモンを増やせば対抗できる?

低用量ピルは産婦人科で貰える女性ホルモン製剤であり、これを服用することで生理痛が緩和されるばかりか、ニキビができにくくなるという方も中にはいます。女性ホルモンが適度に増えることで、男性ホルモンが優位になりにくくなるという仕組みでニキビ予防ができるようです。

しかし、この方法はやがて全く効かなくなるという危険性を伴います。薬剤によって女性ホルモンを増やそうとすれば、それを体は異常な状態であると感知し、だんだん効きにくくなってしまう”耐性”という現象を引き起こします。

その結果、低用量ピルで男性ホルモンを抑えてニキビを治したり予防しようとしたが、わずか1ヶ月で耐性を獲得して、全くニキビ予防に使えなくなってしまうという方も珍しくありません。

また、単に効かなくなるだけであればいいですが、体内に自然に存在する女性ホルモンによってもたらされる肌の健康促進への効果も薄れてしまうという報告も存在します。そのため、低用量ピルでニキビをどうにかしようとするのは、絶対に避けるべきです。

 

低用量ピルに代わるホルモン治療はノコギリヤシ療法

低用量ピルは薬剤耐性を獲得してしまうリスクと隣合わせ…では、他にテストステロンやジヒドロテストステロンなどのニキビの原因となる男性ホルモンを減らす方法はあるのでしょうか。

ここで筆頭に上がるのが、ノコギリヤシというサプリメントを使用したノコギリヤシ療法です。このノコギリヤシのエキスには男性ホルモンの体内での産生量を直接的に減少させる効果の他、分泌されてしまったテストステロンをさらに強力なジヒドロテストステロンへと変換させてしまう2型5aリダクターゼという酵素の働きもブロックしてくれるとして、ドイツの皮膚科医療ではすでに医薬品としての認証を受けて、治療に使われています。

低用量ピルは女性ホルモンを増やすことで間接的に男性ホルモンの働きを弱めるのに対し、ノコギリヤシ療法はかなり直接的に男性ホルモンを抑える働きを持つことが分かっています。

 

女性がニキビ対策に使う場合も多い

 

男性ホルモンが多い体質であることによってニキビができやすい女性は、ノコギリヤシを飲むことでその量を減らすという対策が確実な方法です。実際にサプリメントでノコギリヤシを摂取してできなくなるという女性は非常に多く、根本の原因が男性ホルモンである場合には最も有効なニキビケアの一つであると言えます。